SIS 9.1
ペン

はじめに

JSONコード

ペンの選択

名前のついたペンとユーザ定義(名称未設定)ペン

マルチレベルペン

はじめに

ペンは、ラインアイテムやポリゴンの外形線の描画、テキストアイテムの色などに使用します。

SISのすべてのアイテムはペンで描画します。

ペンには以下の特性があります。

さらに、ペンには次のような設定をすることができます。

ペン(ブラシ)の定義は、ライブラリに保存されます。SISには、豊富な種類のペンとブラシが用意されており、さらに、ユーザ独自のペンを作成することも可能です。ペンの作成については、ペンの作成、選択、編集を参照してください。

ペンは、個々のアイテムに個別に割り当てることができます。また、オーバーレイにデフォルトペンを設定すれば、同一オーバーレイ上のすべてのアイテムを同じペンで描画することができます。

注意:SIS 7.1以降、ペン(とブラシ)はJSON(JavaScript Object Notation)コードで定義されています。JSONコードでのペンとブラシの定義についての詳細は、ユーザ定義ペンユーザ定義ブラシを参照してください。

JSON (JavaScript Object Notation)コード

SISのペンブラシJSONコードで定義されています。ペンでのJSONコードの使用例については、ユーザ定義ペンを参照してください。

JSONコードについての簡単な説明を以下に示します。

ペンの選択

ラインテキストアイテムを描く際、SISは以下の順番でペンオブジェクトを使用します。

  1. オーバーレイに優先的にペンが設定されている場合、それを使用します。
  2. オーバーレイの主題図ペンが設定されている場合、それを使用します。
  3. アイテムに地物コードが設定されている場合、その地物テーブルで指定しているペンを使用します。
  4. アイテムに固有のペンが設定されている場合、それを使用します。
  5. オーバーレイのデフォルトのペンを使用します。

使用するペン名が上記の基準に従って決まったら、ユーザ定義ペンの場合は、(名称未設定)ペンの定義からペンが生成されます。ペンが(名称未設定)以外の場合はライブラリ内でその名称のペンオブジェクトが検索され、ペンが見つかれば、そのペンを使ってラインテキストアイテムを描きます。

ペンポリゴン/ポイント/ラインのプロパティダイアログの、すべてタブのドロップダウンボックスで選択できます。

初期状態では、ペンには(オーバーレイ)が設定されています。これは、そのオーバーレイに設定されているペンが使われることを意味します。

ペンは、以下のように変更することができます。

プロパティダイアログでペンを選択するには、ペンプロパティの右側にある下向きの矢印ボタンをクリックします。

 

    

ペンのドロップダウンリストが表示されます。

このリストには、使用可能なライブラリに保存されているペンがすべて表示されますので、ここから使用するペンをクリックして選択します。

例えば、MyNewPenという名前のペンが(テンポラリ)ライブラリに保存されていると、そのペンがリストに表示されます。

ドロップダウンリストの下部のボックスには、リスト内で選択されているペンのサンプルが表示されます。

例に挙げたMyNewPenの場合は、黒の実線です。このボックスの右側のペンのアイコンをクリックしてペン編集-MyNewPenダイアログを表示し、ペンのスタイルを変更することができます。設定の変更は、ドロップダウンリストのすべてのペンに対して行うことができます。詳細については、ペンの作成、選択、編集を参照してください。

ペンの設定を変更すると、ドロップダウンリストには(名称未設定)と表示されます。これは、ペンが固有の名称を持たず、JSONコードで定義されていることを意味します。

例えば、MyNewPenというペンの設定を、黒の実線から水色の破線に変更した場合、ドロップダウンリストには次のように表示されます。

  

(テンポラリ)ライブラリのMyNewPenを編集し、スタイルを点線、色はで、1.00mmの幅、始点と終点にクロスのシンボルを設定したペンの表示例です。

  

ペンスタイルの変更は、サンプルボックスの右側の右向きの矢印ボタンをクリックすると表示されるダイアログで行います。

  

名前のついたペンとユーザ定義(名称未設定)ペン

名前の付いたペン

SISのシステムライブラリには、Black、Blank、Blue、Greyなどの基本的なペンが13種類用意されています。これらは名前を付けて保存されているオブジェクトです。

これらのペンは、JSONコードで次のように定義されています。

Black (黒)のペン {"Pen":{"Colour":{"RGBA":[0,0,0,0]}}}

Blank (ブランク)のペン {"Pen":{"Style":"Null","Colour":{"RGBA":[0,0,0,0]}}}

Blue (青)のペン {"Pen":{"Colour":{"RGBA":[0,0,255,0]}}}

Grey (灰色)のペン {"Pen":{"Colour":{"RGBA":[128,128,128,0]}}}

White (白)のペン {"Pen":{"Colour":{"RGBA":[255,255,255,0]}}}

Yello (黄)のペン {"Pen":{"Colour":{"RGBA":[255,255,0,0]}}}

など

"Pen"は、オブジェクトの種類がペンであることを定義しています。RGBはRGB値による色の定義で、RGBの4番目のパラメータ"A"では透過度を定義します。透過度の値は0~255で、デフォルト値は0(不透過)です。255では完全に透明になります。

ユーザ定義(名称未設定)ペン

ユーザ定義(名称未設定)ペンとは、名前を付けて保存されているライブラリオブジェクトではなく、ユーザ定義のペンです。完全に独自に作成したものだけでなく、システムライブラリのペンの設定を一部でも変更したものは名称未設定ペンになります。設定の変更とは、色の微調整からマルチレベルの定義まで、あらゆる変更を指します。

ユーザ定義(名称未設定)ペンは、名前の付いたオブジェクトとしては存在せず、定義されたJSONコードに従って表示されます。JSONコードは、ペン編集ダイアログでクリップボードボタンをクリックし、コピー(JSON)を選択するとコピーすることができます。

コピーしたJSONコードはテキストエディタに貼り付けることができます。テキストエディタで内容を確認し、必要に応じて編集を行い、ペン編集ダイアログに戻すことも可能です。これには、クリップボードボタンで表示される貼り付けオプションを使用します。

以下にユーザ定義(名称未設定)ペンのJSONコードでの定義例を示します。

{"Pen":{"Style":"Dash","Colour":{"RGBA":[0,0,255,0]}}}

このケースでは次のパラメータが設定されています。

"Style":"Dash"

このパラメータにより、ペンは実線ではなく青の破線となります。

詳細については、ユーザ定義ペンを参照してください。

マルチレベルペン

マルチレベルペンは複数のレベル(0~63)で構成されたペンオブジェクトで、各レベルに太さなどの異なるスタイルが設定されています。

マルチレベルペンは、一般的に道路地図の主要道路の表現などに使用します。例えば、太い赤の線を黒で縁取りしている、という表現があります。これは、非常に太い黒の線に、少し細めの赤の線が、同じ中心線を使用する形で重なっていると考えることもできます。このペンを作成するには、レベル0に幅2mmの黒、レベル1に幅1mmの赤、の2つのスタイルを設定します。結果として、幅1mmの赤い線の両側に幅0.5mmの黒い縁取りのあるペンとなります。

黒のペン(レベル0)が先に描画され、次に赤のペン(レベル1)が描画されるため、交差部分も正しく描かれます。

このペンのJSONコードを以下に示します。

{"Pen":[{"Pen":{"Colour":{"RGBA":[0,0,0,0]},"Width":200,"LineCap":"Round","LineJoin":"Round"}},{"Pen":{"Colour":{"RGBA":[255,0,0,0]},"Width":100,"LineCap":"Round","LineJoin":"Round"}}]}

詳細については マルチレベルペンを参照してください。

 


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